先日、「イタリア好き」のサルデーニャ郷土料理とワインを楽しむ会が、当店で開かれました。
テラスまで解放して、庭でポルチェッドゥ(サルデーニャ風乳飲み仔豚の丸焼き)をする予定だったのですが、前日まで雨続き、天気予報も直前まで「雨」となっていたので、どうなることかと思いましたが、当日見事に晴れました!
お店の入り口には、サルデーニャ州旗❛Bandiera dei Quattro Mori❜を掲げて
(この旗は僕が修行していた頃に手に入れたものなので顔が左を向いていますが、1999年以降は顔が右向きのデザインに変わっています)
コエダイr合唱団=テノーレスの方々が、サルデーニャの歌でゲストのお出迎えをして下さいました
声の低い順から、牛の声、羊の声、風の音を模したハーモニーで、心と身体に響く歌声です
サルデーニャで彼らが歌った時に、現地の人々から大絶賛を受けて話題になり、僕もサルデーニャの友達から彼らの存在を教えてもらいました
20名様限定の会。テーブルを細長くセットして
ワインはARGIOLASの白・ロゼ・赤をご用意
庭にポルチェッドゥをセットして、開会!
まずはお腹を温めていただくために、一口サイズでフィリンデゥのスープをお出ししました。
フィリンデゥはサルデーニャのヌオーロで職人技で作られる「神の糸」という名のパスタです
葉山の潮風でサルデーニャ式に作った自家製カラスミ
葉山で獲れた伊勢海老のカタラーナ、佐島産タコとじゃが芋のサラダ、イタリア産モッツァレラと自家製カラスミ
パーネ・フラッタゥ
サルデーニャのパーネ・カラザウという薄いパンを湿らせてトマトソース、半熟卵、ペコリーノ・サルド(サルデーニャの羊乳チーズ)をのせて食べる料理です。本来のサイズだとそれだけでお腹がいっぱいになってしまうので、4分の1サイズでご用意しました
クルルジョネス
サルデーニャのラヴィオリ。マッシュポテトとペコリーノが入ったミント風味の水餃子のようなパスタです。
イタリアに行く度に、サルデーニャのイル・リフージョに仕込みにきていた職人さんから教えてもらって何度も練習しているのですが、やはり彼女のスピード、完成度にはかないません。僕は餃子で有名な宇都宮出身なので、宇都宮人の意地で、徹夜で頑張りました!
ペーコラ・イン・カポット
サルデーニャの羊とじゃが芋の煮込み。家庭料理の定番で肉じゃがのようなものです。
そうこうしている間にじわじわと仔豚が焼き上がって
ポルチェッドゥ
付け合わせにはサルデーニャで定番のフィノッキオ(ウイキョウのカブのところ)と人参とセロリの野菜スティック
お腹がいっぱい・・・と言いながらも皆さんしっかりと骨際まで食べて下さって、嬉しい限りです。
サルデーニャでは、食べきれないくらいの料理を出すのがおもてなしなのです
セアダス
湘南豚の脂からとったラルドを練り込んだ生地でペコリーノ・サルドを包み込んで揚げたデザート
栗の花の蜂蜜と粉砂糖をかけて食べます
会の途中と最後のお見送りの時にもテノーレスさん達が歌って下さって、料理をしながら僕も心から楽しませていただきました。ありがとうございました!
やはりワイワイと会話を楽しみながら食べるのがイタリア料理の神髄ですね!
posted by IL Rifugio Hayama-2- at 11:41| 神奈川 ☁|
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