カリフォルニア滞在記の続きです
カリフォルニアで毎回楽しみなのが、現地に馴染んでいる様々な国の食文化です。
サンタバーバラでのUniやPonzu然り、日系スーパーではない普通のスーパーの野菜売り場にDaikonもShiitakeも冷凍のEdamameも日本語そのままのローマ字表記で売っているし
パスタの棚にはポレンタやトルテッリーニがあるし、中国系、イタリア系、韓国系、フィリピン系にペルシャ系スーパーもあって、それぞれの多種多様な青果や鮮魚、精肉の品揃えやお惣菜を見るだけでも楽しいです。
スーパー巡りの日の昼食は、ベトナム人がやっているSimply PHO (シンプリー・フォー)というお店で。
生春巻き、揚げ春巻き、鶏の唐揚げ、牛だしや鶏だしのフォーが、たくさんのミントやバジル、ライムと共に提供されて、どれも美味しいです
夕食は、Mission Ranch Marketというペルシャ系スーパーのデリで買ってきたシシケバブ
ハーブと焼いたトマトにレモン、生玉ねぎ4分の1カットが添えられています。ペルシャ系の方々は生玉ねぎを齧りながら食べるそうで、なるほど、サルデーニャ人がポルチェッドゥを食べる時にフィノッキオやニンジンやセロリスティックをバリバリと食べるような感じで肉の消化を助けるのかな、と思いました。
ご飯にはサフランがかけてあり、更に赤い中東版「ゆかり」のようなパウダーの小袋も好みでかけられるように添えられていました。
ミントやバジルもたくさん添えられていましたが、ベトナム料理で出てきたバジルとはまた香りが違う品種で、ハーブの種類が豊富って、いいなぁ!と思いました。
生ハーブの香りを色々と組み合わせると、三重奏、四重奏、オーケストラ、のように味が立体的に複雑になって深みが増すので、食した時の快感や余韻が増すと感じていて、葉山の庭でも、様々なハーブを育てています。今夏は暑すぎて枯れてしまったハーブも多々あるのですが(涙)、根っこを残してあるので、また来年復活してくれると信じています。
ペルシャ系スーパーの生菓子・焼菓子&パン売り場で焼き立てを売っている大きくて平たいパン!
ナンよりも薄く、パーネカラザウより分厚く柔らかいパンです。皆で思い思いにちぎって食べます
ナスのディップ、松の実とひよこ豆のディップ、チキンサラダはお惣菜売り場で。胡瓜とヨーグルトのディップは義母が手際良く作ってくれました。
お惣菜売り場の隣にオリーブやチーズ、ハムの売り場があり、塊から希望の量をスライスして量り売りしてくれるのですが、なんとイタリア産があるじゃないですか‼︎昨年イタリアの一部で豚コレラが流行った関係で、日本では今イタリア産が輸入されておらず食べられないので、イタリア産の生ハム、コッパにモルタデッラをスライスしてもらいました。あとは米国産のパストラミも。
チーズは、最近なかなか長期間熟成されたミモレットにお目にかかれなかったのですが、良い感じにカラスミのように熟成したミモレットのかけらが、なんと0.99ドルで売っていたので、迷わずゲット!最高に美味しかったです
翌日は、Laguna Beach(ラグーナ・ビーチ市)へ。アーティストが多いエリアだそうで、近くでアートフェアが開催されたり、個性的なお店が集まっていて楽しいので、毎回店用の小物を探しに行くんです。
ぶらぶらと散策をしてから、昼食はCarmelita's(カルメリータズ)というメキシコ料理店へ。
Tex-Mexではない、オーソドックスなメキシコ料理が食べられるので気に入っています。
Guacamole
よく熟したアボカドのワカモーレ。揚げたてのトルティーリャチップスと一緒に出してくれます
Chicken Tortilla Soup
滋味深く胃を活性化するのに最適なスープです
Mexico City Corn
メキシコでは甘味の少ない白いトウモロコシを丸ごと焼いたものにフレッシュチーズとチリパウダーをかけたストリートフードですが、ここでは食べやすく粒をほぐしてサラダ仕立てにして出してくれています
メキシコでは甘味の少ない白いトウモロコシを丸ごと焼いたものにフレッシュチーズとチリパウダーをかけたストリートフードですが、ここでは食べやすく粒をほぐしてサラダ仕立てにして出してくれています
Famous Carnitas
ラードでゆっくりと火を入れた豚肉のタコス(トウモロコシ粉か小麦粉か選べます。僕は断然トウモロコシ粉派です)
Camarones a la Diabla
ピリ辛海老に、豆のペーストとライス
Carne Asada
マリネしてからグリルされた牛肉です。このままでも、タコスにしても美味しい
今回も大満足!
食後は数軒先にあるDolce Gelatoというジェラート屋さんへ。
ここも5年前に来た時に美味しくて、また食べたいと思っていたんです。
イタリアでお気に入りだった組み合わせ、フルッティ・ディ・ボスコ(森のベリーミックス?)とヨーグルト味・・・がなかったので、サルデーニャでよく食べていたフィッキ・ディ・インディアナ(インドのイチジク?)と呼ばれているサボテンの実とピンクシャンパンを使ったHotel Californiaという名前のジェラートを組み合わせてみました。Bohemian Rhapsody と名付けられた、ネクタリンとパッションフルーツのジェラートも美味しかったです。ここは、定番の味のほかに、様々な曲や映画からインスピレーションを受けたオリジナルジェラートを作っていて、待っている間に色々と味見(ただし味見は1人3種類まで)するのも楽しいんですよ。お店のinstagramを見てみたら、9月はトールキンの『指輪物語』をイメージしたジェラートを何種類も出しているようです。
今回びっくりしたのは、ヴィーガンジェラートが本当に美味しかったことです。一昔前は、この店の話ではないのですが、ヴィーガン向けのお菓子やジェラートは粉っぽかったり、コクが足りなかったり、なんとなくイマイチな印象が多かったのですが、今回ここで食べてみた焦がしキャラメルと燻製シーソルトのSmoke on the Waterというヴィーガンジェラートは、なめらかでコクもあって、驚きでした。
長くなったので、続きはまた書きます。
【9月の臨時休業・貸切】
なし(定休日の火曜日以外すべて通常営業いたします)
御予約やお問い合わせの御電話をいただく時間帯ですが、開店時間前後やランチタイム、ディナータイム真っ只中の時間帯には、調理とサーブで手が離せないことが多いため、全く出られないことや、ゆっくりとお応えできないこともございます。
1ヶ月先の御予約を承る10時30分から11時15分頃までか、ランチタイム閉店後14時以降18時15分頃までの間、あるいはディナータイムが落ち着く20時以降にいただけますと幸いです。
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