先日、日本在住のイタリア人が集まって仔豚の丸焼きを食べる会の貸切りがありました。
庭にレンガで作ったポルチェッドゥコーナーで、朝から火をおこし、じっくりと皮を焼いてパリッと仕上げます
前日に一頭の仔豚を開いて、塩をして一昼夜脱水させておいたものを、炭火でじっくりと焼きます。
サルデーニャ島では、お祝いの席には欠かせない料理です。
焼き上がるまで時間がかかるので、ビールやワインを飲みながら前菜をつまみながら、お待ちいただきます。
佐島産タコと葉山産じゃが芋のサラダ
イタリア産生ハム類盛合わせ
「イタリアのはもう入ってこなくなるでしょう〜!?」と、さすがイタリア人の皆さんはよくご存じです。買いだめしておいた分がなくなったら、今後数年は日本でイタリア産は食べられないのです(涙)
アサリやムール貝のズッペッタ
イタリアから生地を輸入したロゼッタ。イタリアのパンの味が懐かしいだろうと思い、焼いて出したら、やはり皆「え!このパンどうしたの‼⁉」と喜んでくれて、ズッペッタの汁を全て染み込ませてきれいに食べてくれました!
サルデーニャ島のレストランでは定番の薄いパン『パーネ・カラザウ』ももちろん用意
長井産赤座海老のグリル
この他にもサルシッチャのパスタや、サルデーニャ島で数人しか作れる職人さんがいないフィリンデゥ(神の糸、という意味の手延べの細麺)を羊のスープでお出ししました。
そしてPinzimonioと呼ばれる、たくさんの生野菜スティック(フェンネルや人参、キュウリなどのスティックと共に、オリーブオイルと酢を合わせたものを出すのですが、それをバリバリとかじりながら肉を食べるんです。消化を助けるし、とても理にかなった食事法だと思います)に続いて、仔豚の丸焼き、ポルチェッドゥの登場です!
乳飲み仔豚の繊細な皮を、北京ダックのように薄くパリッと仕上げたところがこの料理の醍醐味です。
身はしっとりとミルキーで甘味があり、皮はパリッと塩気が強めになっているので、合わせたり交互に食べるとバランスが良いです
会話やワインを楽しみながら、真剣に楽しく料理をパクパクと味わっていて、食後にはエスプレッソや食後酒をキュッと飲みながらまたお喋りをして・・・あ〜やっぱりイタリア人の食事風景っていいなぁ!人生の楽しみ方を知っている感じがするなぁ!と、元気をもらいました。
《お知らせ》
感染者数の増加をニュースでご覧になって不安な方々もいらっしゃると思いますので、再びテーブル数を減らして御予約をお受けしております。店内での移動時や、会話をする際にはマスクをしていただきますよう、お願い申し上げます。
気温や湿度が高いため、現在テイクアウトはお休み中です。
御予約やお問い合わせの御電話をいただく時間帯ですが、開店時間前後やランチタイム、ディナータイム真っ只中の時間帯には、調理とサーブで手が離せないことが多いため、出られないことや、ゆっくりとお応えできないこともございます。
1ヶ月先の御予約を承る10時30分から11時15分頃までか、ランチタイム閉店後14時以降18時頃までの間、あるいはディナータイムが落ち着いた21時前後にいただけますと幸いです。
臨時休業:9月7日(水)ディナータイム、9月8日(木)、9月12日(月)
貸切:7/17日(日)、7/31(日)、8月15日(月)