フィレンツェに行ったらやっぱりトラットリアで豪快に肉を食べたい!!!
3年前に友人からの紹介で行って、美味しかったTrattoria Marioに再訪しました。
中央市場Mercato Centrale Firenze(メルカート チェントラーレ フィレンツェ)の傍にあります。
昼間だけの営業ですが、閉店間際まで店内はギュウギュウの満席。全席相席のお店です。
回転が早いので当日予約か時間帯によっては少し待てば入れると思いますが、事前予約をしておくと確実です。
座ると、何食べる?といきなり聞かれるので、入り口にあるメニューで入店前にチェックして決めておく方がスムーズです。
メニューは店内の壁にも貼ってありますが、イタリア語の料理名に詳しい方でないと、分かりづらいかもしれません。(印刷されて冊子になっているメニューは配られません)
余ったパンを使って作るサラダ、パンツァネッラを食べながら肉の焼き上がりを待ちました。
ビステッカを食べるのであれば、余程胃袋に自信のある方でなければ、パスタは食べない方が良いでしょう。
イタリア人でも、ビステッカの前には生ハム盛り合わせとか野菜をちょこっと食べる程度にしていますから。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、Tボーンステーキです。
レモンの大きさから、全体のボリュームがお分かり頂けると思います。これで1.2㎏です。
このお店は、肉の味がいいし、焼き方も絶妙だし、気に入っています。プロが焼いた本当のレアは、肉の中心が赤くても、きちんと熱が入って温かくなっていて、中心がまだ冷たい生焼けの赤い色とは別物です。
外はカリッと香ばしく、中はレアでしっとりと焼き上げられていて、赤身の味が濃くて、肉の繊維のさくさくとした歯触りがたまりません!
ある日はTrattoria Sostanzaに行きました。人気店なので予約はお早めに。
このお店も、細長いテーブルに相席のような感じでギュウギュウに座ります
ポルチーニをとろとろに煮たもの
ほろ苦い葉野菜Radicchio Verde
有名なアーティチョークのトルティーノ(卵焼き)。卵焼き専用のフライパンで、炭火の上でクルクルクル〜っとかきまぜると湯葉刺しのようにリボン状になって巻かれたように焼き上がって出てきて、フワッとトロッとしているけれどしっかりと食べ応えもあって、うーん・・・すごい!これぞ職人技!
フィレンツェ風トリッパの煮込み
鶏肉のバター焼き。
目の前で熱い小鍋に入った鶏肉とバターにレモンを絞って、ジュワジュワジュワジュワ!っと沸騰させてからサーブしてくれます。これもまた感動的な美味しさ。
フラゴリーナ(野苺)とメレンゲのショートケーキ風デザート。すごいボリュームですが軽やかでペロリと食べられます
厨房には立派な牛肉の塊が鎮座していました!
いや〜、やっぱり確かな技術が裏付けにある老舗トラットリアって、いいですね!